2022.03.28
ゲーム依存症とは
近年、ゲームのやり過ぎによって、日常の生活、勉強、人間関係、
健康といった面に影響を及ぼすという事例が報告されています。
ゲームの長時間の使用や就寝直前の使用は睡眠時間の減少や体調不良をひき起こすだけでなく、
仕事の効率を低下させたり、人間関係にも支障をきたすことにつながります。
2018年6月、WHO(世界保健機関)は「ゲーム依存症」を病気として認定し、
精神疾患として位置付けました。
ゲーム依存症とは、人間関係や健康面に問題が生じても制御がきかずゲームに没頭し続け、
日常生活に支障をきたすことです。
以前は、10~20代の子どもや若者の依存として認識されていましたが、
スマートフォンの普及とともに、最近では30~40代の患者が増加してきていると言われています。
WHOは今回のICD(国際疾病分類)の改訂で、以下の診断基準の諸条件が当てはまると、「ゲーム依存症」と診断される可能性があると明示しました。
以下の3つの症状が1年以上継続している場合、診断されます。
1.ゲームの時間や頻度をコントロールできない
2.日常生活でゲームを最優先にする
3.問題が起きてもゲームを継続、エスカレートさせる
ゲーム依存症の健康被害
①視力低下・肺活量減少
長時間画面を見続けることで視力低下が報告されています。また、運動量が減ることから、肺活量の減少も見られます。
②不眠・睡眠障害
ゲーム依存症になることで、ゲームに関連する情報を脳が認識したときに興奮しやすくなり、なかなか寝付けず不眠や睡眠障害になりやすいという報告があります。
③イライラ感・衝動性
イライラしやすくなったり衝動的になりやすいとの報告もあります。また、ゲーム依存症になると、ゲームをやらないと禁断症状が生じ、「ゲームしたいのにできない」ことに苛立ち衝動的な行動をとる場合もあります。
以上3点の他にも、昼夜が逆転し朝起きることができずひきこもりになったり、集中力や注意力が低下し学力が低下するとの報告もあります。
現在、春休み期間です。注意していきましょう。
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